コンプライアンス・危機管理・不祥事対応

のぞみ総合法律事務所は、企業をはじめとするあらゆる組織のコンプライアンス・危機管理支援、不祥事対応のサポートに注力しています。

我々のコンプライアンス関連業務を特徴づけているのは、検察庁、金融庁、公正取引委員会等の当局での豊富な経験に基づく“当局目線”でのサポートです。また、企業・行政内でのインハウスローヤーとしての経験や視点により、不正の早期発見と対応という、きわめて重要な「初動」におけるきめ細やかな支援をしています。

近時は、海外での贈賄、価格カルテル、キックバック、横領など、海外子会社を舞台とする不祥事も増加しています。のぞみ総合法律事務所のコンプライアンスチームは、必要に応じて海外の弁護士その他の専門家と連携し、クロスボーダー調査や外国当局からの捜査への対応・弁護をしています。

我々のぞみ総合法律事務所のコンプライアンスチームは、有事の機動的対応に加え、コンプライアンス・プログラムの遂行や各種コンプライアンス研修など、日常的な企業等のコンプライアンス活動のサポートにも力を入れています。

主な担当弁護士

主な取扱業務

不祥事調査(社内調査・第三者委員会)

企業や、病院、自治体等の各種団体において、不祥事が発生した際にどのように対応するかは、時にその組織の存亡さえ揺るがしかねない重大な問題となります。

のぞみ総合法律事務所は、これまで、独占禁止法違反(談合)事件、金融商品取引法(証券取引法)違反(有価証券報告書虚偽記載、インサイダー)事件、反社会的勢力関連事件等をはじめとするあらゆる種類の不祥事案件において、社内調査や第三者委員会調査を担当してきています。日頃から顧問業務等で関連あるクライアントの場合もあれば、不祥事発生時の有事対応の依頼をお受けすることも少なくありません。

取扱案件の一例

  • 大手自動車メーカーの燃費偽装問題における第三者委員会における調査
  • 上場企業の粉飾決算(循環取引による売上げの水増し)に係る第三者調査委員会としての調査
  • 国内関連子会社における横領・キックバック事案の社内調査の遂行
  • 米国、欧州、韓国等の海外子会社・関連会社における各種不正に関する調査や、親会社としての対応を助言

内部通報・公益通報・内部告発

企業不祥事の予防と発見の観点で、最も重要な対策の1つが、不正に関する組織内部からの情報提供である内部通報をできる限り早く受け付けて、調査・対応する仕組みである内部通報システムの構築・充実です。

のぞみ総合法律事務所は、企業ホットライン・ヘルプライン等の内部通報システムの構築・改善、そして通報窓口対応や調査対応の業務を提供しています。

取扱案件の一例

  • 上場企業の内部通報システムの改善に関する検討・助言
  • 複数弁護士による一部上場企業の通報受付の外部窓口の担当
  • 小規模企業における通報受付の外部窓口を担当
  • 男女2名の弁護士によるハラスメントを含めた通報受付の外部窓口の担当
  • 消費者庁内部通報ガイドラインへの対応、第三者評価(モニタリングサービス)
  • 法務・コンプライアンス部門や人事部門の通報受付担当者向け社内研修の講師を担当

メディア対応・広報支援

のぞみ総合法律事務所は、コンプライアンス業務とメディア対応・広報支援業務を常に関連付けてとらえています。メディアからの取材に対応し、また、外部に情報を発信する広報部門は、不正の端緒を掴む貴重なチャネルの1つであるとともに、不祥事対応において核心部分の役割を果たします。

のぞみ総合法律事務所のコンプライアンス業務は、メディアに内部告発がなされた場合の社内調査等の対応や、不祥事に関する記者会見の準備・支援、名誉毀損等の法的手続、広報部門のトレーニング等、幅広い領域をカバーしています。

取扱案件の一例

  • 危機管理対策本部に参画し、プレスリリースや記者会見内容に関する検討・助言を行う事例
  • マスメディアの取材を契機として第三者委員会により調査を遂行し、経営体制の改革につながった事例
  • マスメディアの取材に対し、社内調査の結果に基づき、事実無根として名誉毀損訴訟を提起するなどの対応を行った事例

コンプライアンス委員会その他コンプライアンス支援

のぞみ総合法律事務所は、ほぼすべての弁護士が、何らかの形で、企業や行政等のコンプライアンスの取組みについて様々な形で支援・助言をしています。

我々のコンプライアンス業務の特徴は、豊富な関係当局での経験と有事対応の実績を踏まえた実践的アドバイスにあります。柔軟な費用体系を前提に、依頼者と緊密にコミュニケーションをとり、ともに考え、ともに成長していくことを常に目指しています。

取扱案件の一例

  • 日常的なコンプライアンス関連案件の相談対応
  • 海外子会社等を含めたグループコンプライアンスプログラムの策定・遂行に関する助言・支援
  • 四半期毎に開催される企業倫理委員会に外部委員として出席
  • 外資系金融機関の月例コンプライアンス協議会に外部委員として出席
  • 上場準備や不祥事再発防止の一環としてのコンプライアンス基本原則・マニュアル、規程類の整備・改訂

コンプライアンス社内研修・役員研修

のぞみ総合法律事務所のコンプライアンスチームは、危機への備えの第一歩として、社内研修による継続的サポートに力を注いでいます。

当事務所の社内研修の特徴は、当局での経験や実際の案件で感じた問題点等を踏まえ、生々しい事例を取り扱う点です。そして、法務・コンプライアンス等の研修企画部門との綿密な打合せを行うなどして、そのクライアントにフィットする事例やグループ・ディスカッションを盛り込んだり、事後アンケートを行って課題の把握やその後の対策につなげたりするなどの工夫をしています。

その2時間だけのお勉強という“点”ではなく、準備からフォローアップまでの“線”でサポートするのが、当事務所の社内研修の特徴です。

取扱案件の一例

  • コーポレートガバナンス・コードを踏まえた役員トレーニングの一環としての企業不祥事・危機管理勉強会
  • 新人管理職に向けたコンプライアンス・内部通報研修
  • 幹部社員等に向けた個人犯罪(飲酒、薬物、反社会的勢力、性犯罪等)防止に向けた社内勉強会の担当
  • 法務・コンプライアンス部門や人事部門を対象とした、ヒアリング技術の訓練(弁護士を相手とする模擬ヒアリングを含む)
  • 営業部門等の事業部門に向けた独占禁止法違反・贈賄防止等のコンプライアンス研修の継続的担当
  • 下請法、保険業法、情報保護、グローバルコンプライアンス等、特定のテーマに絞った社内研修の担当